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憧れの太陽、生命の源
今日は、フェッラーラのエステ家が使用していた別荘の一つ、ベルリグアルド城に併設されている美術館の改築記念パーティーに招待されて参加してきました。
ベルリグアルド城は、かつて、イタリアのベルサイユ宮殿と称されるほど、規模の大きな素晴らしい宮殿だったそうですが、時代の経過とともにその原型を失い、今はほんの一部のフレスコ画の残るサロンと一部の建築物が昔の姿を想像させるにとどまっています。
私は、かさねがさね、この、唯一のフレスコ画の残る間で、録音作業をさせていただき、本当にヴォギエーラ市に大変感謝しております。
内閣文化観光大臣のダリオ・フランチェスキーニさんも臨席する中、熱い開会式が行われました。
フランチェスキーニさんの家系は代々フェッラーラを代表する政治家です。地域愛を感じる、また、イタリアの文化をもっと大事にしていこう、という熱いスピーチをされていました。
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さて、エステ家の領土はエトルリア文化と深い関わりがあります。スピーナ海岸と呼ばれるかつてエステ家の領土であった海岸から、大量にエトルリア文化の遺跡が発見されたのです。その大部分はフェッラーラにある、考古学美術館に展示されているのですが、この度、ベルリグアルド城にも一部常設展として展示されることになったのです。まだまだ遺跡調査は続いており、 今後も新たな発見があるだろうと、美術館内に空のショーケースが展示されることになりました。未来への期待も展示するなんて素敵ですよね。研究への情熱、市民への還元をモットーに、たどり着いた今回の記念パーティー、関係者の晴れやかな表情がとても印象的でした。

エトルリア人は高度な文化を持っていたことでもしられていますが、琥珀の貿易をしていたことでも知られています。フェッラーラの考古学美術館にも、ベルリグアルド城にも、とても素敵な琥珀のコレクションがあります。
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私は、勉強不足で記号学はよくわからないのですが、エトルリア人にとって、琥珀は生命のシンボル、そして、生命の源である太陽のシンボルとして、大切に取り扱われていたそうです。発見されたお墓の中から、遺骨の上に並べられるようにして発見された、様々な、動植物などを形取った琥珀…一つ一つの形態に意味があるそうです。一体どのような意味が込められ、死者とともに埋葬されたのかしら。。。
美しい琥珀を眺めながらしばし遠い過去への散歩を楽しみました。
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by concordanze | 2015-03-15 02:57 | Vita quotidiana 生活

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