今日は"肥沃な木曜日" と呼ばれるカーニヴァルの開始日でした!
ピッコリーナさんも朝から衣装を着込んでご機嫌です。
午前中、幼稚園でカーニヴァルのパーティーが行われる為、園児は仮装をして登園するように、と伝えられていたのです。仮装をして登園なんて、もう、楽しすぎます!
ピッコリーナさんは、ロシア貴族風のボルドー色のドレスをチョイスしました。なんだか購入したままでは、なにか物足りない感じがしたので、金色のレースをベルトと腕に足してみました。
前日の衣装合わせにて。
カーニヴァルの仮装、やはり、女の子には、ひらひらドレスのお姫様、妖精といった衣装が、男の子にはバットマンや忍者タートルズの格好が人気の様です。ジャンルーカ曰く、今朝の幼稚園は何時もにも増して、テンションの高い仮装園児で盛り上がっていたそうです(笑) そんな中、ピッコリーナさん、中々シックなたたずまいで、孔雀のように着飾ったお姫様の群れの中でも目立っていたようです。
そして幼稚園後は、再び衣装をまとって、スキファノイア宮殿美術館で行われる、カーニヴァルのマスクをみんなで作ろう!というイヴェントに参加です。参加受け付け年齢は4歳から、とのことでしたが、家でも良く絵の具で遊んでいます、と説明したら、3歳半のピッコリーナさんも受け付けて頂けました。
このイヴェント、もう何年も行われている、この時期人気のイヴェントのようなのですが、私たちは初めて参加しました。
まずは、ガイドさんが、スキファノイア宮殿の壁画、フレスコ画について、子供にわかりやすく、楽しく解説をしてくれます。それから、スキファノイア宮殿の近くにある、ボナコッシ宮殿美術館へ移動、用意をしてくださったおやつを頂き、そして白いテラコッタ製のお面に、それぞれ好きな色の塗料を塗ってお面を完成させる、という、中々充実した内容のものでした。付き添いの大人も含めて、美術館への入館も、イヴェントへの参加費も無料です。
ピッコリーナさんを含め、仮装をして参加している子供達も大勢いて、なんとも華やかな雰囲気の中、真剣にお面を塗っている子供たちの様子が大変微笑ましかったです。ピッコリーナさんは、参加グループの最年少さんでしたが、張り切って最後までお面を塗っていました。
スキファノイア宮殿のフレスコ画は、これを知らないなんて、フェッラーラ人とは言えない、というほど、世界中に知られている、ルネサンス時代の素晴らしいフレスコ画の代表作で、フェッラーラの人々の誇りです。ルネサンス時代に大流行した占星術を取り入れられた画の構成も、多くの研究者の興味を引くようで、様々な分野で研究がされ、また、多くのアーティストを魅了し、様々なモチーフとして使用されているのですよ。ピッコリーナさんは、今回が初めてのフレスコ画とのご対面となりました。一歩、真のフェッラーラ人に近ずいたかな??
こうやって、小さいうちから、美しいものに触れ、美術館を楽しいところ、と認識できるイヴェントは、本当に素敵だな、と思います。特にフェッラーラはこういった子供向けの美術館イヴェントが多数企画されているので、今後も是非、いろいろ参加してみたいです。
ミステリアスなスキファノイア宮殿のフレスコ画。
パパもかなり真剣(笑)