明日からカーニヴァルが始まります。フェッラーラでは『ルネサンスカーニヴァル』と題されて、街全体がお祭りになります。ヴェネツィアのカーニヴァルとはひと味違い、フェッラーラのカーニヴァルは、ルネサンス時代の伝統を再現することに重点を置き、三年前から、演劇、音楽、歴史、食を中心に様々なイヴェントが繰り広げられます。街のあちこちにルネサンス衣装をまとった人々が行き交い、本当にルネサンス時代にタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
毎年テーマになる人物が設定されているのも特徴です。第一回目はエルコーレ1世でした。今年のテーマはエステ家のアルフォンソ1世の最初の妻、ミラノから嫁いできたアンナ・マリア・スフォルツァ公爵夫人がテーマです。去年はルクレツィア・ボルジャでしたね。わたしも、コンサートに参加させていただきました。
薄幸だったと伝えられる、アンナ・スフォルツァ。そんな彼女の人生が、様々なイヴェントを通して浮き彫りになりますよ。今年のカーニヴァル・コンサートはオーガナイズとして関わらせていただいています。演奏はシェリヴァリ・アンサンブルを招いて“愛" をテーマにお送りします。お楽しみに♪
さて、全く関係ないのですが、先日、思い立って何枚かの布地を購入しました。
ピッコリーナさんが大きくなってしまう前に、一度、彼女用のお洋服を作ってみたいな、という思いがあったのですが、中々実現できませんでした。早速第一号、出来上がりました。
なんとも気の早いサマードレス♪
私の母は、刺繍、お裁縫の類いがなんとも得意で、本当に沢山洋服を作ってもらった記憶がありますが、私にはさっぱりその特技は遺伝せず、なんともお粗末な技量なのですが、この服をピッコリーナさんが来たらこうなるのかな、ああなるのかな、などと考えながら行うミシン作業は中々に楽しく、新しい境地の発見でした。
夏までに後何枚か縫えるといいな。