ナンネッティ家は、エミリアロマーニャ州の多くの家庭がそうであるように、ブロード(お肉にセロリ、エシャロットなどの香味野菜を加えて煮込んだブイヨンスープ) を良く作ります。
特別な時はカッペッレッティ・イン・ブロード、普段はブロードにの中でタリアテッレと呼ばれる細〜い卵パスタを茹でて頂きます。
初めてノンノ・ロリアーノにふるまってもらった時は、あら、まるでラーメンみたい!と思ったものでした。
お肉をコトコト煮込んだブロードは、とってもコクがあって、ノンノ・ロリアーノお手製のタリアテッレはツルツルと喉を滑って行き、お蕎麦、うどんに馴染んだ日本人には、とっても優しい味でした(笑)
ブロードを作るときは、大きなお鍋に張り切って大量に作ります。
タリアテッレを食べた次の日は、大抵パッサテッリを作ります。
パッサテッリは作るのがとっても簡単!美味しいパスタを作るのに必要な熟練の技がなくても美味しく作れます♪
材料はパン粉、パルミッジャーノチーズ、卵、そして香りづけに少々のナツメグ。
すべての材料をまぜあわせて、マッシュポテトを作る機械にパッサテッリ用の少し大きめの目の物を装着して生地を押し出して、沸騰したブロードの中に入れて、生地が浮かんできたら出来上がり❤️
(以前にも同じ事を書いた様な気がするなぁ。本当にしょっ中作っているような…)
今回は、マリオおじさんの所で入手した、36ヶ月もののパルミッジャーノチーズを使用しました。
お口の中にほっこり広がる、独特のコクが病みつきになる味です。
そんなパルミッジャーノをタップリと使用して作ったパッサテッリ、美味しくないはずがありません。
うーむ会心の出来。からだの芯から温まります♪
みんな大好きパッサテッリ、エミリアロマーニャ州のお母さんの味です。