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ルクレツィア・ボルジャとモッツァレッラ
金曜日の夕方、世間がサッカーのワールドカップで恐々としいる中(イタリア残念でしたね)、バルダンツア文化協会主催で行われた“企業家ルクレツィア、ルネサンスから現代の企業家”と題されたセミナーへ参加してきました。(勿論、試合の終了後から始まりました。)
会場は、Casa di Stella dell’assassino “ステッラの殺人者の家”と呼ばれている、現在は、フェッラーラの伝統的お祭り、パリオのサンタ・マリア・イン・バード団の拠点として使用されている15世紀の宮殿です。

この宮殿にはエステ家のウーゴ・デステ(ニコロ三世・デステの前妻との間に生まれた)とその母、ステッラ・デ・トロメイ(Stella、ニコロ三世・デステの愛人の一人であった)とパリジーナ・マラテスタ公爵夫人、(ニコロ三世・デステの妻であった)、そしてニコロ三世・デステの間の愛を巡る、謎に包まれた物語が語られています。

人に知られてはいけない恋に落ちたウーゴとパリジーナ、最終的には二人の恋は表沙汰になり、夫であるニコロ三世の命によりお城の地下にある牢獄へ投獄されてしまいます。。。
二人の愛の物語は、フェッラーラの堀の外では余り聞きませんが、バイロン、ジャコモ・レオパルディ、カブリエリ・ダヌンツィオ等、有名な作家により題材として取り上げられている程です。

伝説では、ニコロ三世の愛人の一人であったステッラ・デ・トロメイは何者かのジェラシーにより暗殺された、とも伝えられており、今の宮殿の呼び名の由来になったとも言われています。

さて、宮殿にまつわるミステリーはさておき、とても刺激的なセミナーでした。
まず、サンタ・マリア・イン・バード団のルネサンスダンスで宮殿に迎え入れて頂きました。
そして「ルクレツィア・ボルジャ、とブッファラ、ルネサンス時代の女性企業家の顔」と題される本を出版された、ダイアン・ギラルドさん、女性労働組合の代表者、女性起業家の代表者との意見交換を、これ又、フェッラーラの放送局、テレエステンセの代表者、ダリア・ビギナーティさんがお相手する、という構成で展開され、働く女性の、ルネサンスから現代までを、色々な側面から伺う事ができました。

ルクレツィア・ボルジャは何かと「悪女」といううわさがつきまといますが、実はとても賢い女性だったようで、フェッラーラの干拓地域の開拓に力を注ぎ、そこで働く人々の為に家を建設したり、開拓した土地で放牧を行ったり、土地を賃貸したりして、エステ家を豊かな公国にする事に尽力した人物なのです。残された資料等から、自ら宝石、豪華な衣服を売ったりしてその売上金を開拓費用に当てていたことがわかっています。
又、女子修道院(現在は損失)を建築したり、教会へ多大な寄付をしたり、と公国に住む人々の為にとても貢献した女性なのでした。特に、モッツァレッラチーズ、ブッファラの製造販売にとても力をそそでいたそうで、又、大きな利益も得ていたそうです。

このセミナーは、来週、27日も行われ、27日のセミナーの前には、私、ルネサンス衣装を着て、ミニコンサートに参加いたします。

ルクレツィア・ボルジャとモッツァレッラ_a0169172_17564984.jpg

しかし、働く、家族を持った女性が大変なのはどこの国でも同じのようです。
一人の発言者が、「女性労働者は、仕事が終わって家に帰ってから本格的な仕事が始まるのよね。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。確かに家族を持って働いている女性は24時間働いているようなものですものね。
来週のセミナーもとても楽しみです。
by concordanze | 2014-06-21 17:57 | Vita quotidiana 生活

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