最後のフレスコバルディ録音セッションの写真記録を友人が送ってくれたのでいくつかご紹介します。

今回、全ての録音作業はここ、エステ家の別荘、かのヴェルサイユ宮殿はこのベルリグアルド城を真似て作られた、とも言われるほどの広大なエステ家の夏のヴァカンスを過ごす宮殿の一室で行われました。今は、残念ながら、録音に使用された“ブドウの間 sala della Vigna”が残っているのみですが、当時はこのような素敵なフレスコ画で描かれた間が50室程存在していたそうです。ブドウの間は天井が高く、程よい大きさで、音響は最高。私達の演奏を助けてくれました。

グローリア・バンディテッリさんと二重唱。素晴らしい、心に響く歌声に感激!

ハープのマリアンヌ・グブリ、ヴィオラ・ダ・ガンバのペリクリ・ピーテ

左から、ダニエレ・サルヴァローレ(リコーダー)、シルヴィア・ランバルディ(チェンバロ)、ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(テノール)、マウリツィオ・スカヴォーネ(テノール)、私。
マウリツィオとヴィンチェンツォは最強のテノール・デュエットを披露してくれました。美しい声と、確実なテクニックに、イタリア音楽、マドリガリズムの神髄をみた!CDの出来上がりが本当に楽しみです。

アンサンブル・アルモニーア・デッレ・スフェーレ
このアンサンブルは、アンサンブルの名の通り、本当に、音楽、人間の調和(アルモニーア)に満ちあふれていて、このアンサンブルの一員として演奏できるのを幸せに感じます。
余りにも居心地が良すぎて、おしゃべりに花が咲きすぎるのをいつも皆で反省しています(笑)

お城のお庭は春の花が満開。素敵な薫りに包まれていました。
CDの出来上がりがとっても楽しみです♪