じいじ、ばあばが日本へ旅立って行きました。
3週間程、いつも仕事から帰ってくると、ピッコリーナさんが、じいじ、ばあばときゃあきゃあとはしゃぎ回る声に出迎えられていたのですが、今日はまるで家の中が静かです。
ピッコリーナさんは「じいじ、ばあば」と毎日百回くらい連呼していたので、いなくなってしまって調子が狂ってしまったのか、空をみながら「じいじ…ばあば…?」と小さな声で何度か呼んでいました。そんな様子を見ていて、思わず胸がきゅっとしてしまいました。
ピッコリーナさんはきっと、日本がイタリアからは凄く遠くて、暫くじいじとばあばにだっこしてもらえない、大好きな電車ごっこも暫くお預け、というのはわかっていないのだろうな。
昨日はとてもよいお天気でした。みんなで最後にポー川の夕日でも見ながらアペリティーヴォでもしよう、と出かけました。豊かな水をたたえたポー川の、たゆたう流れを見つめながら、家族皆で楽しく過ごした3週間をそれぞれにゆっくりと回想したのでした。
やっぱり家族でわいわいと過ごす日常は楽しいなあ。人の出入りも多く、あまりにもドタバタしていて、途中から自分が何をしているのか良くわからなくなってしまったけれど(笑)
それでも毎日が過ぎて行きました。
こういう、何気ない日常を一緒に過ごすことで、改めて家族の絆を感じた3週間でした。
じいじ、ばあば、遠いところから訪ねて来てくれて、本当にありがとう!