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ミランドラ
今朝は、5月にコンサートを行う予定のモデナ県、ミランドラ市のドゥーモ、聖マリア・マッジョーレ教会の視察に行ってきました。
ミランドラ市は、フェッラーラから車で小一時間程のところに位置し、“人間の尊厳”を唱えたヒューマニスト、哲学者のジョヴァン二・ピコ伯爵を輩出した、ピコ家が代々治めてきた、小さなお城を持つ、美しいルネサンスの街です。
大聖堂はジョヴァンニ・ピーコの命により1440年頃に施行が開始されました。

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                 震災前のミランドラ大聖堂
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                   美しい教会でした。
画像はこちらのページから頂きました。ジョヴァンニ・ピーコに付いて詳しく知りたい方も是非訪れてみて下さい。(イタリア語です)

ミランドラは2年前に発生したエミリア・ローマニャ大震災の、ほぼ震源地です。残念ながら、上記の写真のように美しい教会内部は全修復にはほど遠い状況です。
震災により、街全体が大きな被害を受け、今現在も、あちらこちらで修復工事が行われています。
そんな中、街の大聖堂が、この度、やっと安全確保をする為の工事が修了し、街の守護聖人の日、5月16日より一般公開する運びになりました。
それを期して、街の守護聖人、聖ポッシドーニオを祝う前夜祭のコンサートを行う事になったのです。5月は聖母マリア様の月、という事もあり、マリア様を中心とした宗教曲プログラムを演奏する予定です。

街の人々にとって、街の中心地、皆の心のよりどころである大聖堂が、再び市民の元へ戻ってくる、というのは、今も街の人々が辛抱強く行っている、今後の復興作業の大きな希望の光となるでしょう。また、先立つ物の心配も、欧州連合から多額の復興資金がエミリア・ローマニャ州に支払われる事になり、一安心。震災で被害にあった街の復興作業に加速が付きそうです。

私は震災後、初めてこの地を訪れました。今現在も進行中の街の修復事業の現状を、色々と聞いてはいたものの、実際にわが目で、未だ閉まっている街の中心地の商店街、入る事の許可されていない教会等を見るのは、本当に心が痛みました。しかし、街の人々は、普通に生活をしており、春の陽気の中で、街を行き交う人々の穏やかな生活状況が、私の心を和ませ、また、今回、このとても象徴的なコンサートに招いていただけ、参加できる事を、心からうれしく思ったのでした。

イタリアでコンサートをする、ということは、ルネサンス音楽、バロック音楽、それぞれ、その時代の建築物が多数現存するので、同時代の人々が生活をしていた場所で、また、その時代の人々が聞いていた音楽を奏でる、という事であり、新しいコンサートホールで演奏をするのとはまた違う醍醐味があります。

まだ、足場の組まれている教会を眺めながら、街の人々の熱意、街を心から愛する人々の情愛に触れ、大いにコンサートへのインスピレーションを頂いた朝でした。

素敵なコンサートになるようにしっかり準備します!
by concordanze | 2014-03-07 22:55 | Vita quotidiana 生活

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