2月22日から、フェッラーラのダイアモンド宮殿にてフォーヴィズムを代表する画家、マチスの展覧会が始まります。
とても興味のある画家なので、私も是非美術館に足を運ぼうと思っています。
我らが友人のフランコは、今回のマチス展の為にフェッラーラへ到着した、マチスの後期の作品を修復する為に、ここのところダイアモンド宮殿に通いつめていたのですが、先日、その様子が新聞に載っていました。
…これに関しては、色々な裏話もきいておもしろがっていた私達です。
その一つを披露すると、とある運ばれて来た絵画の額が壊れてしまっていたそうです(!)
幸い、オリジナルの額ではなく、貸し出しをした美術館(アメリカ)がこの絵画の為に作った物だったので、では、作り直しましょう、ということに貸出先美術館と話しがつき、早速額の大きさを伝えてもらい、ガラスを切り、額をはめてみると、なんと!大きさが間違っている!!
その旨を貸出先美術館に連絡して、一悶着あったあとで、ではパスパルトゥ(passeparatout 額と絵画の間に入れる台紙)の開き口を少し大きくしましょう、パスパルトゥを作り直して下さい、ということで落ち着いたそうです。
もちろん、そのパスパルトゥはフランコが作りました。ちゃん、ちゃん。
結構アバウトなのね、と思うのは私だけですか??
何はともあれ、フランコはフェッラーラを代表する紙の修復士、その確実な技術、仕事に対する責任感、彼の温厚な人柄は、私達友人の誇りです。

かっこいい!フランコ!!
マチスの作品に興味がある上に、フランコの仕事への尊敬の念もあいまって、更にこの展覧会に親近感をもって足を運べそうです♪