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フォンテ・アヴェッラーナから
コンサートの次の日は、とても心地よく目覚め、修道僧、マリオさんお勧めの観光スポットを楽しみながら帰宅の途につきました。

フォンテ・アヴェッラーナはマルケ州とウンブリア州の境に位置します。地形的に大小の山脈に囲まれ、街から隔離されているので、この周辺は数多くの修道院が存在するのです。フォンテ・アヴェッラーナ修道院から山道を、少しウンブリア州に入ったところにシートリアのアッバツィーア(修道院の一種)がひっそりと見えてきます。この修道院には、今現在僧院はいませんが、教会としてはミサを行ったり、様々なイヴェントに使用しています。聖ロムアルドにより千年頃に建築されたそうです。

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                シートリアのアッバツィ−ア。

そしてお次ぎはマルケ州に戻り、ウルビーノ県に位置する、フルロにある聖ヴィンチェンツォ修道院を訪れました。こちらは更に古い修道院で、970年頃に建築されたようです。“小さな宝石のような教会”とマリオさんは表現していらっしゃいました。
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     すっきりとした簡素な造りが、逆に私達をほっと迎え入れてくれるようです。

そして、ローマ人が造り、今も尚使用され続けているトンネル、通称“フルロ渓谷のトンネル”を見にいきました。
フルロ渓谷のトンネルは、ローマとリミニを繋ぐ道、旧フラミニア街道の途中にあります。全長約8メートル、幅約3、3メートル、高さ4、5メートル程のローマ人の手によりくり抜かれたトンネルです。紀元後76年から77年頃に完成したそうです。
1502年には、フェッラーラへ三度目の結婚として、アルホォンソ・デステの元へ嫁ぐために、かのルクレツィア・ボルジャが、この旧フラミニア街道を使用したそうです。そして…今現在も使用されているなんて驚きですね。
ところが、近くまでたどり着いてみると、通行止めの表示が。近くをお散歩中のおじいさんに訳を訪ねると、20日前程に降り続いた大雨で、トンネルに通じる道の一部に崖崩れが発生して通行止めになっていること、反対側に回り道をすればトンネルを見る事ができる事を教えてくれました。
なんと、ニュースで悪天候が話題になっていましたが、ここまで被害が出ているとは知りませんでした。

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                 すごい!“手彫り”のトンネル。
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            ローマ人の岩を削った跡が内壁を覆っています。
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                   トンネルの中から。

又びっくりする事に、このローマ人によるトンネルの横にはローマ人より以前にエトルリア人が開けたトンネルがあり(現在は使用されていません)、この渓谷が重要な交通の要だった事を伺わせます。

今回、通行止めになっていた事から、逆にゆっくりとトンネル内を歩き回る事ができ、少し得した気分でした。(しかし、早く近隣住民のために土砂を取り除いてください!!)普段は結構な交通量なのだそうです。本当に、イタリアって歴史がある国なのだな、と今一度、感嘆のため息が漏れるのでした。

そして、古代の人々の自然との共存を間近に楽しんだ後は、港町ファーノに立ち寄り、お魚料理を楽しみました。おいしいお魚料理に舌鼓を打った後は、腹ごなしにファーノの浜辺をお散歩です。ピッコリーナさんは、久しぶりに見る海に大喜び。貝殻を拾っては波間に投げ入れて暫く遊んでいました。
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                海はいつ見てもほっとする場所です。

久しぶりに、のんびり観光もできて、素敵なフォンテ・アヴェッラーナへの演奏旅行となりました。
by concordanze | 2014-01-08 05:45 | Vita quotidiana 生活

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