今日から12月、一年最後のひと月が始まりましたね。
私はボローニャの聖ジャコモ教会で行われた、待降節第1主日のミサに、グレゴリオ聖歌隊として参加してきました。
冬の大きな教会の寒さに震え上がりながらも、厳かな気持ちでミサに参加してきました。
教会の床の大理石の冷え様は、夏はとても涼しくていいのですが、冬はまるで冷蔵庫の中にいるようです。

祭壇から見る教会の風景は、またひと味違います。
そして、午後は同じグレゴリオ聖歌隊で、場所を移し、ポルトマッジョーレのエステ家別荘の一つ、ヴェルジネーゼ城のサロンでクリスマスコンサートを行いました。
プログラムには、クリスマス当日のミサに歌われる曲等も含まれていて、お客さんもクリスマス気分を盛り上げていらっしゃるようでした。
コンサートは暖かい拍手と“ボン・ナターレ!!”クリスマス、おめでとう!!と行き交う言葉で締めくくられました。
私も、“Puer natus est nobis”幼子が我々に生まれ、を歌い終えたあと、ひしひしとクリスマスがやってくる、という実感がわいて来た12月最初の日曜日でした。
気がつけば、あっという間に12月、街のあちらこちらにもクリスマスのネオンが賑やかです。
来週は時間を見つけてクリスマスツリーを出したいな、と帰路についたのでした。
みなさんも、どうぞ素敵な一年最後のひと月をお過ごしください!