今日は第三回目、最後のルネサンスダンス講習会でした。今回はルネサンスからバロック時代にまで足を伸ばし、17世紀のダンス、特にフランス宮廷でのダンスについての歴史を中心に講習は進みました。

丁寧な講習を進めるラウラ・ペドリエッリ先生。
私もメヌエットのステップ、そしてカントリーダンスを踊ってみました。
なんだか踊っていると、気分も軽やかになるのが不思議ですね。
講習会は大盛況、次回への期待も高まる中終了しました。
訪れてくださったみなさん、ありがとうございました♪
今後、他の街でもこの講習会は開催される予定です。詳細が決まり次第、又こちらのブログでもお知らせします。みなさん、一緒に踊りましょう♪
ダンスは“空間”を知る事なのよ、とラウラ先生はおっしゃいます。それはステップを踏む場所を知る、という事以外にも、自分と、自分の置かれている空間との関係、自分と踊る相手との距離、そして精神的な自分のうちにある“空間”を知る事でもある、との事です。
とても興味深い言葉ですね。
ルネサンス、バロック時代のダンスは、宮廷の中での“表現方法”のひとつであり、必要不可欠なたしなみの一つでした。そのため、その時代のダンス教本の中には一つ一つの動きについての説明が、事細かにかかれており、美しい、エレガントな表現への追求心の高さが伺えます。
このような洗練された表現を知る事は、忙しく動き回る現代人にとって、ふと、優雅な一時を顧みる、空間(環境)の中の自分と向き合ってみる良い機会でもあるように思いました。