イタリアでは、11月の2日は“死者の日”として亡くなった人を偲ぶ日です。
この日は、家族、親戚と共に過ごす人々が多いです。
そして、“死者の日”前後には、地方独特のお菓子が出回ります。
フェッラーラでは、ピンク、緑、茶色等のカラフルなマジパンとクッキー生地が混ざったような、ソラマメ型のお菓子、通称“死者のソラマメ”、そして、骨を型どったクッキーが出回ります。
先日、同じマンションに住んでいる、シチリアはリーパリ出身のアレッサンドロが、“実家から送られて来たからお裾分け”といって、リーパリで“死者の日”前後に出回るお菓子を持って来てくれました。

なんだか不思議な形…
クッキー生地の土台にマシュマロが乗っかっているのかしら?と思って手に取ってみてびっくり、どうやら、かなり堅そうです。かじってみて更にびっくり!歯が折れそうな堅さです。
アレッサンドロの説明によれば、土台のように見える部分は、白いマシュマロのような形にした生地を焼いた際に中から溶け出したものだそうです。
食したジヤンルーカのコメント“歯医者さんの味がする。”うーむ。
味はともかく、本当に歯が折れて、歯医者さん通いにならないように気をつけて食べる必要がある事は確かです。