あっという間に過ぎてしまった一週間。今週も本当に暑かった!
ルチーフェロと名付けられた、何ともたちの悪そうな猛暑が居座り、涼しくなる、雨が降る、と天気予報ではいっていたのに、全く予報が当たらなかったこの頃、人々が呪文のように雨はまだなのかしら、と唱えています。
さて、今回は予報が当たり、晴れて秋風が立つのかしら…。
そんな暑さの中、フェッラーラはバスカーズ・フェスティバル(大道芸人、路上音楽家のお祭り)がありました。今年で25回目を迎えるこのお祭りは、毎年街中が、どこの国だかわからなくなる程、世界各国からの大道芸人、路上音楽家が集まって来て、大にぎわいとなります。
今年は、来場者に、エミリア・ロマーニャ州大地震に貢献しているボランティアの人々を助けるための、基金を募っていました。

普段はお澄まし顔のお城の前もバスカーズの舞台となります。
エミリア・ロマーニャ大震災より3ヶ月が過ぎました。昨日はシチリア、メッシーナでマグニチュード4.6の地震がありました。大きな被害は出ていないようです。
フェラーラの地震による爪痕は、ふと、散歩をしている時にも目にします。お城を見上げれば、修復中、教会の側を通れば扉は閉じたまま…。フェッラーラの近隣の街、チェントの劇場は、テントでの来シーズン開催を決定しました。

美しいエステ城。修復中の足場が地震の記憶を呼び起こします。

閉鎖中の教会の広場にテントをはり、ミサが行われています。
先日行われた考古学美術館でのチャリティーコンサートでは役50万円程の収益があったそうです。
また、正確な最終的な数字がわかり次第、こちらでもお知らせしたいと思います。
♪♪♪
さて、ピッコリーナさんが歩き出しました。まだまだ危なっかしいものの、とっても楽しそう!
目標物にたどり着くと、とても得意そうな顔をして、にんまりと笑います。
その顔の、なんといとおしい事!
両手を肩の高さまであげて、おいっちに、おいっちにとバランスを取りながら歩く様子は本当にユーモラスで、みんなの笑いを誘っています。

松かさをもって、おいっちに、おいっちに。
なんだか一日があっという間に終わってしまうのは、ピッコリーナさんを追いかけ回しているからでしょうか…。