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フェッラゴスト
イタリアでは8月15日は祭日、フェッラゴストといいます。
私とジャンルーカはフェッラーラの考古学美術館、ロドヴィーコ・イル・モーロ宮殿で行われた、エミリア・ロマーニャ州震災に被害を受けた美術館、歴史建造物修復チャリティーコンサートへ参加してきました。
延べ600人もを超える来場があり、会場は熱気に溢れていました。
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私達は“Cartoline: Tokyo - Parigi”(絵はがき:東京−パリ)と題して、日本歌曲、シャンソン中心のプログラムを演奏しました。
日本歌曲は、友人のホルン奏者、そして作曲家の慶野未来さんの「海ねこ」を含める作品、シャンソンはシャール・トゥレネーの「海」、ポール・ヴェルレーヌの詩による「秋の歌」もドゥエットバージョンで。また、エリック・サティのジムノペディーのギター&ヴォーカルヴァージョンも入れてみました。
ゆったり、ゆらゆらした雰囲気を楽しんでもらえるコンサートを心がけましたよ。

ヴェルレーヌの「秋の歌」、物悲しい詩ですが、フランス語の美しい韻を踏んだ詩と、トゥレネーの粋な音楽と合わせて聞くと、悲しい中にもおだやかな秋風が漂ってくるようです。
私も大好きな一曲です。

「秋の歌」の堀口大學の訳による詩です。
秋風の
ヴィオロンの
節ながき啜泣
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ。

時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来し方に
涙は湧く。

落葉ならね
身をば遣る
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風よ。

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私達の他にも、マンドリンとギターのドゥオ、そして、トランペット奏者、トム・カークパトリックさん率いるジャズグループが、夏の夜にふさわしい、素敵な熱いセッションを披露してくれました。

また、今回のイヴェントは子供向けに人形劇を夕方開催したり、専門の研究者による、美術館の解説付ツアーなど、音楽以外にも楽しめるプログラムが目白押しで、美術館は一日中活気に溢れていたようです。

今回の地震で、まだまだ歴史建造物の修復が必要なフェッラーラですが、今までのように素敵なルネサンスの街、文化の発信地として存在感健在です。
みなさん、どうぞフェッラーラへ遊びに来てくださいね!
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by concordanze | 2012-08-16 18:20 | Resoconti 報告

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