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フェッラーラ、地震のその後4
昨日の午後、フェッラーラでもマグニチュード4.3の余震を一度感じましたが、昨日に引き続き、落ち着きを取り戻しているフェッラーラです。フィナーレエミリアを中心にまだまだ余震がありますが、その数は確実に少なくなって来ています。このまま収まってくれることを願うのみです。

フェッラーラのほとんどの学校は開校され、区役所、図書館は平常道理に利用ができます。
美術館は、考古学美術館、ボナコッシ宮殿などは安全確認がすみ、一般公開がされています。
ドゥーモ美術館、ダイアモンド宮殿等は日曜日に再開の予定、スキファノイア宮殿、マルフィーザ宮殿等はもう少し先の再開が見込まれているようです。
アリオーステーア図書館も再開されていますが、残念ながら、シンボルの時計台の一部が破損してしまい、先日、破損部分の撤去作業が行われました。今後じっくり時間をかけて修復が進められる見込みです。

今回の地震を受け、震源地付近を中心に、7000以上もの家屋が倒壊、破損してしまいました。その影響で、フィナーレエミリアを中心に、エミリアロマーナ州全体で、6000人を超える避難民が数えられます。彼らは、近隣の比較的安全な街へ避難したり、市民保護団体により用意されたテントでの仮住まい、又はキャンピングカー、車等での生活が余儀なくされており、一刻も早い通常生活の復帰が望まれるところです。消防署による倒壊、破損家屋への安全確認、震災被害者を支援するボランティア団体の派遣が着々と進んでいます。

また、屋根、壁が崩れ落ち、死亡者が出てしまった工場を始め、いくつかの建築物について、建築上、安全性に問題が無かったかどうかの検査が開始されました。

モンティ首相は、このような状況を受け、非常事態宣言をし、エミリアロマーナ州への国からの支援を約束しました。しかし、一般住居、工場等を始め、歴史的建造物への被害は著しく、全てが元通りになるのは少し時間が必要なようです。


エミリア・ロマーニャ州、モデナ県に位置する、サンフェリーチェ・スル・パナーロの1332年から1340年頃にかけてオビッツォ三世・デステの命により建設された、通称“エステ家の砦”が今回の地震で全て崩れてしまいました。
サンフェリーチェ・スル・パナーロは、毎年行われる幻想的なカーニヴァルでも知れている街です。
このエステ家の砦の中には歴史的書物を所蔵する図書館が入っていたのですが、貴重な書物は全て砦の岩の下敷きになってしまいました。しかも地震直後に雨が降ってしまい、砦が崩れ落ちてすぐに、何も対策ができなかった書物は、きっと瓦礫の下で水浸し。どのように書物が回収できるかはまだ見込みが立っていません。

友人で本の修復士、フランコは、地震が起こる少し前に、この砦に所蔵されている本の修復を下見するために訪れていたそうです。修復を目前に瓦礫の下に埋もれてしまった本…。とても残念です。
また、震災前、フランコは、スキファノイア宮殿に所蔵されている、音楽書の修復を現地でしていました。宮殿が再開したら、修復を続けるそうなので、次回は是非、その模様をお届けできるといいな、と思っています。

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    ドゥオーモを始め歴史的な教会はまだ安全確認が行われており、進入禁止です。

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 マッツィーニ通りにも消防車が止まっていました。街の至る所に進入禁止の表示がされています。
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  アリオステーア図書館の時計台から撤去された屋根の部分。時計台の上に戻るのはいつの日か…。
by concordanze | 2012-05-25 22:02 | Vita quotidiana 生活

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