昨夜、4時04分フェッラーラ近郊のフィナーレエミリア付近を震源とした、マグニチュード5.9の地震が起きました。
どーんという音と共に飛び起きて、4階に住んでいる私達はとりあえず庭へ避難しました。
私達の住んでいるマンションは、60年代に建築されたもの。…信用なりません。
実際、家に戻って壁等を調べていたら、ひび割れを発見。
マンション中の人も全て庭へ避難していました。
イタリアで避難を要する地震に合ったのは初めてです。
イタリアも地震の多い国の一つですが、その中ではフェッラーラは地震が比較的少ないと聞いていました。それも手伝ってか、地震が起きた時の系統だった情報収集、避難方法が全くなく、いつも不安を感じます。
今回も地震が起こってから1時間程は庭で待機し、一度家へ戻ってからテレビ、ネットで情報収集、という感じでした。ただ、最近は携帯電話での友人との情報交換、フェースブックでの情報収集などもできます。家族、友人の無事が確認でき、ホッとはしましたが、いまいち安全対策として、どの情報を信じたらいいのかわからず…。
野生の感を磨いて生き延びるしか無いのでしょうか、イタリアでは。
ニュースでは“余震が続いていますが、事態は解消するでしょう”という見解が市民保護団体から正式に発表されましたが…。2009年、アブルッツォ州、アークイラ市で地震が起こった時も、このように正式な発表がされた後に、マグニチュード6.3を記録する地震が来ていましたし…信用なりません。
まだ余震が続いているので注意をしたいと思います。
因に、今日、フェッラーラの美術館、教会等、歴史的モニュメントで行われる予定だったコンサート等は建築物の破損を点検をするために、全て中止になりました。
震源地近くのフィナーレエミリアでは教会、家屋等が倒壊、破損が認められ、わがフェッラーラのお城も屋根の部分が少し崩れてしまいました!
友人から聞いた所によると、家の窓が落ちてしまったり、屋根が少し崩れたり、とフェッラーラでも多少の家屋破損が見られるようです。
今現在、残念ながら5人の方が亡くなってしまったというニュースが入っています。
また、昨日の朝は、プーリア州のブリンディシの登校時間の女子校の前で時限爆弾が爆発する、というテロ行為があり、一人が亡くなり、一人が重傷を負う、という事件がありました。
イタリアで、子供をターゲットにしたテロ行為は初めてなので、イタリア中が悲しみと怒りに震えています。
当初はマフィア絡みの事件と報道されていましたが、テロ行為の可能性が高い、と捜索が続いています。
少し混乱気味の日曜日です。