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Oratorio dell'Annunziata
今日は、一般に公開されていない、修復中のオラトリオ・デッレ・アンヌンツィアータのガイド付のミニツアーがあると聞いて参加してきました。アリオステーア図書館から出発して、サン・フランチェスコ教会、サン・ジローラモ教会等を経由して、エステ家の宗教事情を巡る散策を楽しみましたよ。

オラトリオ・デッレ・アンヌンツィアータは1336年にその礎が築かれたそうです。オラトリオを囲む四方の壁に美しい壁画が描かれていることでとても有名です。2、30年前までは頻繁にコンサートも行われていたそうです。

サン・フランチェスコ教会はテッラ・ヌォーヴァ通りにあります。テッラ・ヌォーヴァは新しい土地、という意味で、教会のあるこの教区は、古く干拓を行った地域だったことから、この名が通りについているそうです。1594年に建設がはじめられ、その建設にはフェッラーラの街を作り上げたといっても過言ではない、建築家、ビアージョ・ロッセッティが関わっています。
教会の中には通称ガローファロ(Benvenuto Tisi da Garofalo)、による絵等が見られます。
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はいってすぐ左の祭壇にあるゲッセマネの園のキリスト。この横にガローファロの絵があります。
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       またしてもフェッラーラの斜塔発見。サン・フランチェスコ教会の鐘楼です。

オラトリオ・デッレ・アンヌンツィアータを持つブォーナ・モルテ教会はジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニがオルガン奏者として努めていたところです。彼はオラトリオのために"La Morte delusa"というオペラを捧げた、といわれています。

オラトリオは四方の壁をカミッロ・フィリッピ、バスチアニーノ、ニコロ・ロセッリ、ディエライといった画家達に描かれたフレスコ画で覆われています。
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                   美しいオラトリオ内。
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                   修復中?なのです。

オラトリオ内のフレスコ画はほとんどが修復中で、フレスコ画が壁からはがれ落ちないように和紙が張られていました。紙の繊維が長い和紙は最高級の紙、とされていて、修復の現場では良く見かけられます。しかし、この和紙が貼られた“修復中”のフレスコ画、30年以上もこのまま放置されているそうなのですが…。問題は“先立つもの”の不足だそうです。企業、個人からの寄付を呼びかけていました。
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                      キリストの復活

唯一、修復が終了していたのは15世紀中頃、ピサネッロ派の手による作品とされる“キリストの復活”。フェッラーラのパラッツォ・スキファノイアに残されている壁画よりも古い壁画だそうです。パラッツォ・スキファノイアはその名の由来が“Che schiva la noia 退屈なんて本当にやになっちゃう”から来ているといわれているだけあって、美しい壁画に覆われている、美を享受できる館として一目に値します。1400年代を代表する画家、コズメトゥーラと占星術士のペッレグリーノによってプロジェクトを組まれたホロスコープを元にした壁画は、その神秘的な美しさに惹かれて様々な分野の多くの研究者が世界中から訪れてきています。

ガイドさんの熱い説明を聞きながらルネサンス時代にタイムスリップしたような一時を過ごしました。
by concordanze | 2012-01-23 08:16 | Ferrara観光

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