なんだかばたばたした日が続いております。そんな時に限って、留守中に荷物が届いたり、予定されていたリハーサルの時間が微妙に変更されたり、人と会う約束が急に増えたり。さらに仕事(翻訳)の締め切り期限が早まったり…むううう。でも気分転換に先日友人カップルとトリエステに旅行に行ってきた模様をアップします☆
トリエステはスロヴェニア文化とオーストリア文化とイタリア文化が混ざり合った不思議な港町。
なんだかイタリアにいながら違う国にいるような面白い気分が味わえました。
朝早くフランコの運転する車でフェッラーラから4時間程で海に面した別世界に到着です。
朝ご飯をたっぷり食べたにも関わらず、爽やかな海の風に刺激されてみんなお腹がぺこぺこ。
まずは腹ごしらえ、と町中にあるおいしいと噂のオステリーアDe Scarponへ。

私はイワシのパスタ、ジャンルーカはムール貝と魚のフライを注文。スカルポンはお魚が中心のオステリーアですが、ノーラの頼んでいた牛肉ソースのニョッキも口の中でほろっと崩れてとても美味でした。このオステリーアは色々なイワシ料理の大会で受賞をしているようですよ。夜は必ず予約しないと席が無いという人気店だそうです。
お腹も満足したところで街の散策へ出かけます。
フェッラーラとは違うスケールの大きな建物、装飾。色々変わった建物があって、街を歩くのもとても楽しかったです。

そして街の中心、海を望むイタリア統一広場(piazza dell'unità)!大きな市役所の前にはトリエステ港が望めます。
イタロ・ズヴェーヴォが通っていたというカフェをひやかしにいったり、警察署の前に突然現れるローマ劇場を眺めたり。

サン・ジュスト教会に行く途中に突然現れたローマ時代の遺跡。

サン・ジュスト教会の入り口。なんだか親しみの持てる顔がお出迎え。

教会のある丘からはトリエステの街が一望できました。

夜のトリエステ、イタリア統一広場。

ノーラ、今でも街を散歩するウンベルト・サバ氏とご対面。

二日目はヨーロッパで一番大きいユダヤ教教会といわれているトリエステのユダヤ教寺院を訪問しました。二つの礼拝堂をもつとても大きな教会です。その他、正教会も数多くあり、色々な文化が入り交じっているのが見てとれました。その後ミラマーレ城を訪ねて帰路についたのでした。
短い旅でしたが海と海を望む港町を堪能でき、みな大満足で帰宅したのでした。
あ、そういえば…

宿泊したB&Bには1913年に備え付けられたエレベーターがありました。なんと椅子付です。おそるおそる使用してみたのですが、まだちゃんと動きました。