昨日、友人が指揮をしている合唱団に遊びにいってきました。
寒い夜、いつも練習している教会に、歌うことが好きな人々が集まり、思いっきり歌う。
誰しもが持っている「声」を使って何かを作り出そうとしているとき、
皆が集中して音楽を紡ぎだそうとしているとき、
その「時」に参加している時間、
その空間の中にいることはとても幸せで、時間はあっという間に過ぎていきます。
自分の「声」は音楽に乗せることが出来ても、自分自身で聞くのが難しいことが多々ある。
「声」は誰もが持っている。どんな声も美しい。その声を愛していれば。
どんなにつらいときも、どんなに大変な時も、
いつも心に「自分の歌」を。歌はあたたかさと勇気をくれる。
そして自分自身を気づかせてくれる。
イタリアは、いや、きっと世界中が急速変化を迎えている今、色々なことが変わっていくのが必然とされる反面、変わってくことに対応できなかったり、変わらないことを自ら選ぶ人々もいるだろう。
世の中、変わらない物は存在しない。
そんなことをいい意味でも、悪い意味でも日々見つめながら、自分の声に耳を傾けながら。
こんなことをつぶやいて、
今日のお昼はフリアリエッリと塩漬けイワシとオリーヴのスパゲッティーにしてみました♡
フリアリエッリはナポリ語です。私はフリアリエッリとcima di rapa チーマ・ディ・ラーパは、呼び名が違うだけで同じ物だと思っているのですが…。ある友人は「本物のフリアリエッリがあるのだ。」といったり、「え?同じ物でしょ。」という答えが返ってきたり。
しかし一つ確かなことは、この野菜を食べるとき、皆がナポリを思い出していることは間違いないようです。とにかく多くのファンがいる野菜です。
ニンニクとペペロンチーノを加えて炒めるととてもおいしいのです。
我が家ではペペロンチーノのかわりに、日本から持ってきた七味唐辛子を使用しています。
辛いだけではない絶妙な味わいが我が家では人気になっています。