毎朝、起きると外はこんな感じ。幻想的ではあるのですが…太陽が恋しいナ。

歌を習い始めた頃に歌った、ロンバルディア州出身の女流詩人 Ada Negri の詩による、オットリーノ・レスピーギ作曲の「霧」という歌曲に歌われているように、“ああ、私はひとりぼっちだ!”と感じる程の深い霧に包まれる、という感覚を、海辺で育った私は実際に感じたことは無かったけれども、ヨーロッパの深い霧を直に感じてみて、なるほどな、と納得したものです。
レスピーギは隣町のボローニャ出身の作曲家です。手元の資料を見ると、この曲は1906年に作曲されています。彼は1913年からローマへ移住しているので、ひょっとしたら、アダの詩をよんで、私が今見ているような霧の中、作曲したりしたのかしら等と想像をしています。
さて、久しぶりに登場のザンパさん。
雨の合間にちょこっとお散歩。
しかし、さすがに寒いらしく、最近の日課である、前の家のお庭の木に住んでいる鳥の家族を眺めるのも早々に切り上げ、15分後には家の扉の前で「にあぁ〜あ!」訳:「さむ〜い!」
やれやれ、早いお帰りですね、といって扉を開けると急いで家に駆け込みます。
家に駆け込むと、ほっとするのか、今度は「にぁ、にゃーうう、にゃ!」訳:「ベランダにでたいよ〜!」とおねだり。
ベランダから鳥、見えるかな〜などといいがら二人で外を眺めます。
洗濯物を干す線に音符のような雨のしずく達。「おもしろいね、ザンパ。」「にょ」と答えるザンパ。わかっているのかわかっていないのか、笑わせてくれるザンパなのでした。