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E.Tの誕生とペッタ?
ハリウッド映画で、キング・コング、E.T、エイリアン等、未知の生物を生み出した、特殊効果のカルロ・ランバルディさんはフェッラーラの出身です。

彼は若い頃から地元の芸術家と特殊効果の実験をしたり、演劇の舞台セットを担当したりして、その才能はフェッラーラ中に早くから知られていたそうです。

ジャンルーカのお父さん、ロリアーノは若い頃、俳優として活躍していた期間があります。
彼が所属していた劇団の舞台セットをランバルディさんが担当していたそうです。
ロリアーノお父さんの所属していた劇団は活発にフェッラーラを中心に活動しており、ヴェネツィアで発行されていた“リドット”という演劇批評雑誌にも何回か登場しています。

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       "リドット37号”1954年、1月、ヴェネツィア。月刊の演劇の批評雑誌です。
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“リドット37号”より、若かりしロリアーノお父さん(中心左)とランバルディさんの製作した背景
   (「我々の世界」ジャンニ・ニコレッティ脚本、フラヴィオ・ベルテッリ演出)
‥…なのですが、写真が上手にスキャンできなくてわかりづらくなってしまいました。当時としてはとてもモダンな背景で評判になったそうです。


好奇心旺盛な若者だったロリアーノお父さんは、足しげくランバルディさんの実験室に出入りしていたようです。まだコンピューター制御による特殊効果が存在しなかった時代から、ランバルディさんは、タイプライターを細工して、自身の製作した人形の動きを器用に操作していたそうです。
人形の手、足、眉毛、唇等から、ワイヤー、糸等でタイプライターのそれぞれのボタンに結びつけ、細かい動きも時間を取らずにスムーズに行えたそうですよ。
それを間のあたりにしたロリアーノお父さんは、それはそれは感心したそうです。

そして、ロリアーノお父さんによると(ランバルディさん本人から後に聞いたらしい)、なんと、E.Tの発案の源となったのはフェッラーラ特有の“ペッタ”だというのです。
ペッタとはフェッラーラの方言で、イタリア語のpettinaturaペッティナトゥーラ(髪型)を語源とします。フェッラーラでは特に、農民の女性が1900年代にしていた、後頭下部に広くふくらみを出した髪型のことを指します。

‥…その話を聞いて以来、E.Tが自転車に乗っているシーンを思い出しては、思わず吹き出してしまいます。
なぜなら、今もフェッラーラの御夫人方は、お年を召されても、きちんと髪を結って、優雅に自転車にのっていられるのだもの。…カゴの中ではないけれど。

E.Tがフェッラーラの御夫人の兄弟かも、と思うととてもユーモラスです。うふふ。
by concordanze | 2010-09-09 20:41 | Vita quotidiana 生活

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