毎日、強い日差しが刺すようですが、朝夕は肌寒いくらい爽やかです。
イタリアで夏に暑さをしのぐために食べるものの代表と言えば
お米のサラダ、冷たいショートパスタ、モッツァレッラチーズ…そして、生ハムとメロン。
生ハムの代わりに、サラミというのも良くあります。
昨日は、友達のダヴィデが電話で「上物があるんだよ、来る?」
「行く、行く!」ということで二つ返事で彼のお家に向かった私たち。
その“上物”とは‥…

じゃーん!サラマダスーゴとメロン!(メロンが写っておりませんが…上半分は生ハム)
サラマダスーゴはフェッラーラの特産品、通称ボンバ(爆弾)と呼ばれている、あのサラミです。
以前、主に冬に食べる、とご紹介しましたが、最近は夏に、生でメロンと共に食すのがここフェッラーラではやっているのです。
しかし、どのサラマダスーゴを生で食べても、おいしいとは限りません。
サラマダスーゴ(スープのサラミ)と言われるだけあって、本来はじっくりことこととゆでることで混ぜ合わせられている肝臓、ワイン、動物性脂肪などが溶け出し濃厚なスープがしみ出すサラミなのです。つまり、生で食べるにはかなりクセの強いサラミなのです。
しかも、かなり長期間熟成させたものもあるので、そういったものは固すぎて生で食すにはむいていません。
おいしいサラマダスーゴ選びには、発達した食いしん坊の触覚が必要なのです。
今回の“上物”は上物中の上物でした。ブラーヴォ、ダビデ!!
彼のお友達のお母さんが制作したそうで、八ヶ月前に予約をした代物だそうです。
科学添加物一切なし、古い油の味もしない、固さもちょうどいい。最高にお・い・し・い!
一同大満足!
そして日本フリークのダヴィデのために、私が緑茶を入れてサラマダスーゴの会を締めくくりました。
勿論、サラマダスーゴはランブルスコのセッコ(辛口)と共にいただきましたよ。