ウルビーノへ行ってきます。
国際夏期音楽祭で、500年代ー600年代のイタリアンダンスの講師をされている
バルバラ・スパルティさんのクラスとのコンサートに参加します。
コンサートといっても史上初の試み!?
エステ家宮廷に伝わる、通称「マルゲリータ公爵夫人のダンス」と呼ばれる
Lione Tolosa Hebreo、 リオーネ・トローザ・エブレーオによる、非常に細かい指示を記した
コレオグラフィ−と、ジャン・バッティスタ・グァリーニによる”Martel d’amore”というこのダンスに付随するテストの手稿が 、Kathryn Bosi キャサリン・ボーズィさんに数年前に発見されました。
ボーズィさんの論文によると、このダンスは1582年のカーニヴァルの際、フェッラーラで上演されたようです。なぜ、「マルゲリータ公爵夫人のダンス」と呼ばれているかと言うと、8人のバレリーナによって踊られたこのダンスに、公爵夫人自身が参加した、とされているからです。
どのように上演されたのかという記録、そして、音楽のテストは現存するのですが、
肝心の音楽が見つからない!
彼女の調査によれば、この”Martel d’amore”は声楽音楽を伴った舞踏劇であったそうです。
この時代はなんといってもエステ家は“コンチェルト・デッレ・ダーメ”の全盛期。
彼女たちがこの上演に関わったことは確かだろう!
そして作曲者はきっとルッツァスコ・ルッツァスキかイッポリート・フィオリーノ。
復元してみようではありませんか!
…ということで立ち上がったこの企画、チェンバリスト、シルヴィア・ランバルディさんが作曲をし、今回、この国際夏期音楽祭での実験的なコンサートへと発展しました。
どんな公演なるのでしょうか…非常に楽しみです!
さて、写真は最近のザンパさん。相変わらず箱の中に入るのが日課です。
今日はCDを整理していたらやってきて、よっこらしょ。
…ジャストサイズ、いや、箱が少し広がってますよ、ザンパさん。
暫くすると‥…
そして‥…
どんな夢をみているのかな?