昨日の夕方、郵便小包を出すためにフェッラーラの中央郵便局へ。
…いつものことながら郵便局へ行くのはとっても憂鬱である。
なぜなら大抵スゴーク長い時間待たなくてはいけないから!
案の定、今日も16もある窓口の内、稼働しているのは4つの窓口だけ。長蛇の列にも関わらず。
ナゼデスカ??
まあ、夏だからしょうがないね〜等と言いながら開いているベンチで待つことに。
(冬だったら、「冬だからしょうがないよね〜」に変わる☆)
こんな時、旦那さんは黙っていない。隣の品の良いおばさまと早速おしゃべりを開始。
おばさまも郵便小包を出しにきたようで、華奢な体にかなり大きな荷物を抱えて腰掛けていらっしゃいました。
「全く、民営化なんていって、何も良くなっていないですよね、ぶつぶつ。」
おばさまも長い待ち時間に閉口していた様子で「人が多くても窓口の数は変わらないのよね。」
ふと、おばさまの抱えている小包の差出人の欄に目を留めた旦那さん。
「あれ?ダッラピッコラ?!フェッラーラの名字じゃないですよね。ひょっとしてルイージ・ダッラピッコラの血縁のお方だったりして。」と冗談まじりにいったところ…
旦那さんはしょっちゅう、偶然に出会った人の名字を聞いては「○○と言えば‥…○○と血縁関係の方では‥…」と聞いている。最初の頃は何を出し抜けに質問しているのよ〜と言っていたのですが、
これがまたかなりの確率であたるのでおかしい。
最近は、おもしろいので彼の質問するがままにしています。
「ええ、私の夫の伯父がルイージよ。」
「え?本当にそうなんですか。」
ということで主に20世紀の音楽に興味のある旦那さんは大興奮。
血縁の方がフェッラーラに住んでいらしたとは知りませんでした。
お宅に数々のオリジナル楽譜があるということで、近々見せていただく約束をして帰ってきました。
思いがけず憂鬱な待ち時間が楽しい時間に。
おしゃべりは楽しい!
ということで家にあったCD「囚われの歌」を聞きながら書いてみました。
…聞きながら何かできる曲ではないですね。
もう一回聞き直します…。