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公爵夫人のダンス
“公爵夫人のダンス”と呼ばれている、フェッラーラの宮廷で踊られたであろうダンスの復元をする、というプロジェクトに関わっています。

勿論、音楽のパートで…。踊りながら歌ったら楽しいかな♪ なんて、冗談です。

このダンス、文章によるダンスへの振り付けと、当時のダンス用音楽に付されたであろうジャン・バッティスタ・グァリーニによるテキストのみが残されています。
ジャン・バッティスタ・グァリーニはコンチェルト・デッレ・ダーメの一人、アンナ・グァリーニのお父さんでもあります。

音楽が紛失されているために、この企画のためにダンサーと作曲家が共同で音楽を再作曲しました。
今日は、始めてそのグァリーニのテキストをもとに作曲された曲の練習です。

というわけで、練習場所に向かうため駅に着いてびっくり!
なんと乗るべき電車が60分遅れ、と表示されているではありませんか。

フフフ‥…ここで既にイタリア生活に慣れている方々には事の顛末が読めますね‥…。

私は、だいたい大事な予定があるときは予定より1時間前の電車に乗るようにしています。
それでちょうどいい、ということが多々あるのです。

なーんだ、じゃ、お茶でも‥…でも駅のバールじゃなくて他のところへいこうかな、
という行動はすぐにとらない方がいいのがここ、イタリアです。
なぜなら突然「今のアナウンスとは違い、ほんとは30分遅れでーす。そして次の同方向への列車は運行がキャンセルされました。」
なんてかなりお茶目なこともたまにしてくれるのであなどれません。
でも反対に、この60分が突然120分に変わることもある。
ふむ、今日はどうでるか…。
このところ慣れてきたのか、うん、今日は何とかなるだろう、あ、今日は無理な感じがする、
というのがカンで当たるようになってきてしまいました。
そしてだめそうな時は次の攻防戦を練ります。
「郷に入っては郷にしたがえ」とはこういうことでしょうか…。

今日はなんとなーく久しぶりに嫌な予感。
30分程あきらめきれずに発着の掲示板が見えるところをふらふらとして様子を伺ってみました。

そして、やっぱり最終的に210分の遅れ…。
…どうやったらこのように遅れることができるのだろうか。

ちょうどお昼時で他に手の打ちようの無いダイヤ。
バスの時刻等も問い合わせをしてみるものの、まるで打つ手なし。
運転手=旦那さんも今日は予定があって無理。
(ああ、運転を練習しよう、と強く誓う。免許は持っているのです。)
しょうがなくチェンバリストに電話をして状況を説明。
予定より1時間遅れて現場へ到着。


幸い、他の歌手との場面から練習を開始してもらったので、大きな迷惑はかけずに済みましたが、本当に心臓に悪いです。


公爵夫人のダンス_a0169172_5121523.jpg



私の癒し、かってにジャルディーノ・禅(禅風お庭?)イタリアではやっているのですよ。
こういう小さいお庭。
私のお庭は海で拾ってきた石と貝殻でできています。

でも、もうすぐ本物の日本で癒されるのでーす!
旦那さんは始めて自分の誕生日を日本で過ごすことに興奮気味。
楽しみ、楽しみ!
by concordanze | 2010-06-14 05:42 | Vita quotidiana 生活

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