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カメラの移動美術館
5月最後の日曜日、私たちはフェッラーラから約55キロ程離れた町、アルフォンシーネへ。
アルフォンシーネはラヴェンナ県に属する町です。

全く町の名前とは関係ないのですが(同じでもないし…)、いつもこの町の名前を聞くと
思い出す曲が…。
Alfonsina y el mar “アルフォンシーナと海”です。
アルフォンシーナとは誰?アルフォンシーナ・ストルニという女性詩人です。
彼女は48歳の時海へ入水自殺してしまいました。
そのことから題材を得た歌だそうです。
メルセデス・ソーサによって歌われたものは良く知られています。
興味のある方は聞いてみてください。↓ユーチューブのページに飛びますよ。
アルフォンシーナと海 メルセデス・ソーサ

さて、私たちが何をしにアルフォンシーネに向かったかというと、アンティークのメルカティーノ(市)が開催されていたからです。
しかし、物色をしにいったのではありません。参加をしにいったのです!
アンティークの市はヨーロッパの色々な町で日曜日に開催されているようです。
専門的なアンティーク市から、家のものを何でも持ってきました、的な市まで色々です。
アルフォンシーネの市には始めて参加しましたが、となりの出品者とのおしゃべりが楽しい、のんびりと天気のよい日曜日を過ごすには最適のゆるさでした…。
私たちの商品は、ずばり、カメラです。
旦那さんとそのお父さんが集めたカメラのコレクションを持っていくのです。
カメラの移動美術館_a0169172_7502213.jpg
               じゃーん!…ごく一部なのですよコレ。
カメラの移動美術館_a0169172_7521851.jpg
                   かなり古い部門
カメラの移動美術館_a0169172_7531822.jpg
               レトロ部門。まだまだ使えます。

かなり専門的な商品なので、場所によっては、商品を売る、というより、美術館のようになっていて、人だかりができたりします。

興味のある人たちは「おお!」っといってたちどまり、たちまち目が少年に戻っています。
でも横に奥さんがいたりすると、ちらっと奥さんを見て
「ゆっくり見てもいい?」ってきいたりして(笑)

私には見たことも無いようなカメラがいっぱいです。
カメラの移動美術館_a0169172_7594293.jpg
                    フォタックスIV
このカメラは面白いことにベークライトという合成樹脂(Bakelite)でほとんどの部分が作られています。50年代のものだそうです。レンズもねじ式になっていてひねると伸びるのですが、ねじ部分もベークライトでできています。フランス製です。



カメラの移動美術館_a0169172_84534.jpg

これはモノブロックっと呼ばれているもの。フランス製です。二つのレンズで撮影します。現像した写真をやはり専用の二つのレンズで見ると写真が立体的に見えます。今はやりの3Dのはしりですね。20年代のものだそうです。



カメラの移動美術館_a0169172_863443.jpg

今回持っていったものの中で一番古いカメラ。1890年くらいのものだそうです。



カメラの移動美術館_a0169172_873629.jpg

これはエディソンというカメラ。1900年代のものです。


本当にカメラって進化しましたよね。フィルム派だった旦那さんも最近はデジカメに屈しました。
でもフィルムでしか出会えない味わいある写真っていうのもありますよね。
カメラに興味のある方、どこかの町でお会いしましょう。
私たちのメルカートへの出没は不定期とも言えない偶然に出会うようなものですが…。
by concordanze | 2010-06-08 08:32 | Vita quotidiana 生活

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