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天国と地獄
今日、お友達に聞いた話。

『天国と地獄』

ある男がその友人に聞きました。
男 「君は、天国と地獄がどんなところか知っているかい。」
友人「知らないな。どんなところなんだい。」
友人がふと前を見ると、大きな白い扉が二つ目の前にあるではありませんか。
友人「なんだい、この扉は…。」
男が一つの扉を指差しながら言いました。
男 「この扉の向こうに地獄があるんだ。見てみよう。」
二人が扉を開けると、大きな部屋の真ん中に大きなテーブルがあり、そのテーブルの上には大変豪華なごちそうが山のようにあります。テーブルの周りには人々がきちんと着席し、ごちそうを囲んでいます。
友人「これが地獄なの?随分と居心地が良さそうだね。」
男 「そうかな?座っている人々を良くみてごらんよ。」
男に言われて友人は人々をじっくりと見てみました。すると、なんと!人々の手にはそれぞれ1メートル程もある長いスプーンが、しっかりとくくりつけられているではありませんか。人々はそれぞれ、そのスプーンを使ってごちそうを食べようと四苦八苦しているのですが、スプーンが長過ぎて自分の口元にごちそうを運べないでいるのです。人々は豪華なごちそうを前に、それを口にすることもならず、もがき苦しんでいるのでした。
友人「ああ、これは地獄だ!」
男 「次は天国をみてみよう。」
二人がもう一つの扉を開けてみると…そこにもやはり大きなテーブルがあり、豪華なごちそうで山盛りです。人々の手には、やはり1メートル程の長いスプーンが縛られています。
友人「あれ?天国も地獄と同じじゃないか!」
男 「よく見てごらんよ。」
男に促されてよく見てみると、人々はそれぞれの手に縛り付けられているスプーンを自分の口ではなく、向かい側の席に座っている人の口に持っていっているではありませんか!
友人「なるほど!これなら長いスプーンも使いこなせるわけだ。」
男 「わかったかい。これが“天国”なのさ!」


もう一つ。


質問です。
あなたが車で家路を急いでいるところ、急に大雨が降ってきました。
前方をふと見ると、屋根の無いバス停があります。
よく見てみると、三人の人が傘もささずにバスを待っているのでした。
あなたは車を止めてみました。
一人はあなたの大親友(あなたと同性)、そして足の弱ったお年寄り、そして、なんとあなたの運命の人、一生を共にするであろう人です!
雨はどんどん強まるばかり。近くに屋根のある建物は全く見当たりません。
さて弱りました。どうやら、バスはまだまだやってきそうもありませんし、あなたは傘を持っていません。あなたの車がありますが、車はスポーツカータイプで座席が2席、つまり運転席とその助手席しかありません。4人一緒には乗れません。
大親友は放っておけないし、お年寄りを雨の下にさらしては置けない。しかし、なんと言っても、一生に一度のチャンスかもしれない運命の人との出会いを、このまま、いつどこで会えるかわからない状況のまま去るわけにはいきません!

二人を助け、あなたのチャンスも逃さない!そんな方法があるのでしょうか…!?
さて‥…あなたならどうしますか?


一番、いい方法は…



天国と地獄_a0169172_94164.jpg
               さあ〜、ザンパも一緒に考えよう!
























あなたの車を親友に託し、お年寄りを家まで届けてもらい、あなたは運命の恋人と一緒にその場に残り、バスを待つ。でした!
この手の三択って、色々なバージョンがありますよね。



人を助ける事って、案外この二つのお話のような発想が大事なのかもしれないな…(とくにここイタリアでは)…とふと思った一日でした。
by concordanze | 2010-06-05 09:29 | Vita quotidiana 生活

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