キリスト教圏は復活祭で月曜日も祝日ですね。
イタリアも“パスクエッタ”(小復活祭)と呼ばれる祝日です。
昨日の復活祭のお昼ご飯は家族揃って食したナンネッティ家ですが…
準備に出遅れた私たちは、お肉屋さんで羊肉の売り切れを宣告され、
急遽メインをサラマ・ダ・スーゴにすることに…。
サラマ・ダ・スーゴはフェッラーラ特産のサラミの腸詰め肉の一種で、
“ボンバ”(爆弾)と呼ばれています。
爆弾、と呼ばれる所以は、その形、独特の味、カロリーの高さ故です。
どどどーん!おいしい爆弾!!
ハンドボール程のまーるいサラミ。コッパと呼ばれる首の肉、ほほ肉、肩、もも肉、そして、肝臓と舌を全て混ぜ合わせ、塩、胡椒、ナツメグを加えて作られます。そして一年程熟成させます。肝臓が入っているため、独特な濃厚な味がするのですが、最近ではこの独特の味が苦手な人用に、肝臓抜きで作られている物もあるそうですよ。
最初のサラマのレシピは1700年代にさかのぼるそうです。歴史があるのですね。
調理は旦那さんのお兄ちゃん担当でした。このサラマ、6〜7時間程ゆでなければならないのです。
深めのお鍋に橋を渡してサラマを吊るし、沸騰させないようにじ〜〜〜っくりと暖めます。
お湯の中に入れたときに浮かないで、おもりのように鍋の底に沈む物は良いサラマの証拠だそうです。(よいサラマは熟成期に空気が入らず、油の酸化した味がしないのです。つまり、お湯に入れたときに浮いてきてしまうサラマは中に空気の層がある証拠、なのです。)
断面図…
おいしそ〜
そしてジャガイモのピューレと一緒に食すのが一般的ですよ。
ん〜おいしい!
今回のサラマは伝統的な肝臓の入ったもの。みっしりした濃厚なお肉の味。おいしかったですよ!
お供のワインはランブルスコ(発泡性の赤ワイン)とバルポリチェッラの2003年(お兄ちゃん持参)でした。
Buona Pasqua! ブゥオナ・パスクァ!!