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イタリアのやさい・フェッラーラのパン
今朝は冷たい風が吹いていますがあたたかな太陽に誘われて、
旦那さんと二人でお買い物に出かけました。
バールでカップチーノを飲み、ふらふらとお城の方を回ってから、まず、市役所の近くのパン屋さんで フェッラーラ独特のパン、コッピアcoppia(コッピア)を購入。
コッピアはカップル、一対という意味です。その名のとおり、二つの三日月状のパンが真ん中でくっついています。フェッラーラ人は皆、様々なコッピアに対するこだわりがあります。グリッシーニのようにカリッとしたのが好みの人、少ししっとりとしたものが好みの人…。
基本的に少し固めの塩気のないパンなので、濃厚なソースにも、生ハムにも、スープにも相性はばっちりです。ユーモラスな形状も楽しい気分になりますね。
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                一組のカップル。

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                二組のカップル。

そしてメルカート・サントステファノへ。ここは色々な専門店が入っている集合市場で、生ハム、チーズ、野菜等々を一緒にそろえることができ、大変便利です。現在はスーパーマーケットの波に押されて、随分とお店の数が減ってしまったのは残念なことですが、まだ残っているお店からは、それぞれのこだわりを見ることができて楽しいです。
スーパーのように全ての品が梱包され既に並べられているのとは違い、お店の人に知らない野菜について質問をしたり、レシピを教えてもらったり、おしゃべりを楽しみながらのお買い物ができます。
今日はLischi(リスキ)、Puntarelle(プンタレッレ)、 Mamma romana(マンマ・ロマーナ)、 zucchine(ズッキーネ)等々、そして昼食のカルボナーラ用にパンチェッタも購入。そして2003年のパルミッジャーノレッジャーノ、つまり、7年もののパルミッジャーノをお試しで購入してみました。いつもは30ヶ月熟成されたものを購入するのですが…そのお味はまたレポートしますね。

さて、このリスキという正式名称を持つ野菜、フェッラーラでは Barba di frateバルバ・ディフラーテ、つまり「修道士のヒゲ」と呼ばれています。イタリア南部からエミリヤ・ロマーナ州あたりで食されているようで、南部ではまた違う呼び方をするそうです。根の部分を取り除き、フライパンで塩、オリーブオイルでさっといためるか、生で塩、オリーブオイル、そしてレモン汁で調味してサラダとして食べます。

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              ふふふ、修道士のおひげ。


プンタレッレはチコーリアの芽です。チコーリアは日本でチコリ、キクジシャ等と呼ばれているようです。葉の部分は炒めたり、ゆでたりしていただきます。芽の部分は適度に歯ごたえがありながら柔らかく、生で食せます。オリーブオイルと塩をちょちょっとつけていただきます。
ほろ苦〜い味が春を彷彿とさせてくれます。プンタレッレを見ると蕗の薹(ふきのとう)が恋しくなってしまうのですが…そういえば実家の裏庭に生えていましたね…。そろそろかしら。

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          真ん中の芽の部分をピンツィモーニにします。


マンマ・ロマーナはアーティチョークの一種で、まんまるなつぼみが特徴です。
イタリアではアーティチョークはカルチョーフォっていうんですよ。

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                 立派に丸いです。



そしてズッキーネ、この野菜は最近では日本でもズッキーニと呼ばれて良く知られていますよね。しかし、違うところはなんとお花付きです!良く洗ったズッキーニを丸ごとお皿にしき、粉にしたパルミッジャーノを振りかけて、塩、胡椒も少々、そして溶き卵を流しいれ、オーブンで良く火を通します。とってもおいしいズッキーニのオムレツができますよ。花の部分はほの甘く、なんともデリケートな味です。

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                 お花つきですよ!


イタリアは本日「女性の日」です。日本のひな祭りとは違い、子供だけではなく、女性全てのお祝いの日です。皆さんたいていミモザの花を女性にプレゼントします。
私は現在コンサートのためにフェッラーラに滞在中のカウンターテノール、彌勒忠史さんにミモザのお花をいただきました。どうもありがとうございます!
ミモザの花…ああ、春ですね!!
by concordanze | 2010-03-08 23:34 | Vita quotidiana 生活

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