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すごいスゴリ
秋深まるフェッラーラです。
秋はおいしいものが沢山ありますね。
先日はポルチーニ茸とフィンフェッリ茸のリゾットをいただきました♪

さて今日はsugoli(スゴリ)のご紹介。スゴリはいわゆる、ブドウ果汁で作ったプディングです。
ブドウ収穫期に、ブドウを収穫する農家の人々が食していた、と言われています。
ぎゅっと凝縮したブドウ果汁が口に広がる、とってもおいしいデザートです。

使用するブドウは uva fragola(ブドウイチゴ)と呼ばれている種類の少し巨峰を小振りにしたようなブドウです。生で食すと、つるっと皮から離れる部分はブドウの味、皮のすぐ内側にイチゴのような甘酸っぱい果汁があり、まるでイチゴとブドウを一度に食べたような、何とも幸せな気分が味わえます(笑)このウ−ヴァフラーゴラ、香りもとても良く、イチゴのようなぶどうのような、とても不思議な香りがするのですよ。
このウ−ヴァフラーゴラも今が最盛期、スゴリ、早速ジャンルーカに作っていただきました。
作り方は、非常にシンプルなのですが、何と言っても時間と、ちょっとした力仕事が必要なのです。

ウ−ヴァフラーゴラを房から一つずつ外し、良く洗います。
洗ったウ−ヴァフラーゴラを大きな鍋に入れて、水を加えず加熱し、焦がさないように良く煮ます。
煮立ったら、火から外し、冷まします。
ウ−ヴァフラーゴラが冷めてから、果汁のみを取り出します。
ジャンルーカ流は、ジャガイモつぶし器に入れてこの行程を行うようです(笑)この方法だと、種と皮のみが取り除けて、良いそうです。しかし、この行程が中々大変で、キッチン中が飛び散ったブドウ果汁だらけになります…。

さて、晴れて果汁のみになったウ−ヴァフラーゴラを再び鍋に入れ、再度加熱します。沸騰したら、薄力粉と砂糖を混ぜ合わせたものをゆっくりと、様子を見ながら加え、お好みの堅さに仕上げます。
この行程は、二人三脚で、一人が粉をふるい入れながら、一人が鍋を良く混ぜる、という連携プレーが決めてです。薄力粉に砂糖を混ぜると、だまができにくくなります。お砂糖はブドウの甘みと相談しながら入れてみてください。

薄力粉と砂糖を全て入れ終えたら、もう一煮立ちさせて完成です。
液を小さなお皿等に分け入れて、あら熱を取り、冷蔵庫で冷やしてからいただきます。

ブドウは、ワインの国イタリアを代表するフルーツ。
スゴリを口に含むと、ブドウの香りと味が口一杯に広がり、私はなぜかいつも、ああ、本当にイタリアにいるんだなぁ、としみじみしてしまいます。

このスゴリは暫く保存をしておくと、ブドウの糖分が結晶化して、更に濃厚な味になり、これまた格別においしいのです。
中には一年程保存して、ジャムのようにして食べる人もいるとかいないとか…。

ブドウ好きの人にはきっとたまらない一品だと思います。どうぞお試しあれ♪
すごいスゴリ_a0169172_310298.jpg
               ジャンルーカ作、スゴリ2012!
by concordanze | 2012-10-19 03:21 | Vita quotidiana 生活

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