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Pasticcio ferrarese パスティッチョ・フェッラレーゼ
復活祭のお昼ご飯は、ロリアーノお父さんのお家でいただきました。
今回、ロリアーノお父さんは、事前に、「美穂は、ラザーニア・ヴェルデとパスティッチョ・フェッラレーゼとどっちが食べたい?」と珍しく私に食べたいものを聞いてきます。
なんでかな?と思いながら「パスティッチョ・フェッラーレゼ!」と即答。
ロリアーノお父さんのパスティッチョ・フェッラレーゼは格別においしいのです♪
ラザーニア・ヴェルデも捨てがたいところですが、こちらはまた次回。

さて、パスティッチョ・フェッラレーゼ(pasticcio ferrarese)は、フェッラーラの伝統料理の一つで、そのオリジナルレシピはルネサンス時代にさかのぼり、エステ家の響宴メニューにも登場します。
甘辛さが絶妙にマッチしたフェッラーラ伝統のマカロニパイ、といった一皿です。
甘さと、塩辛さを一皿で両方楽しめる、という好みもルネサンス時代に生まれたそうで、今現在まで、フェッラーラの伝統料理の中に息づいています。

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            シェフの手とパスティッチョ・フェッラレーゼ。

ほんのり甘いクッキー生地の中に、ラグー・イン・ビアンコ(トマトを利用しないひき肉ソース)、トリュフ、ホワイトソース、ゆでたマカロニがぎっちり詰まっています。
皆さん味が想像できますか?

実は私、一番最初に食べた時は「クッキーの中にマカロニ???」という何ともコメントしがたい料理、という印象だったのですが、ロリアーノお父さんのパスティッチョを食べてから、価値観がガラリとかわりました。
(レストランによっては、外側の甘いクッキー生地を普通の塩味の効いたパイ生地にして出しているところもありますが、この習慣は最近生まれたものです。)
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           絶妙なハーモニー! Viva、シェフ・ロリアーノ!!

ロリア−ノお父さんは、パスティッチョを私に切り分けながら、「食べたいだけ食べるんだよ。子供にパスティッチョのあざがついいて出てきたら困るからね。」といいます。
どうやらイタリアでは、妊娠中に妊婦さんが食べたいものを我慢すると、その子供には、妊婦さんが我慢した食べ物の形のあざがついて生まれてくる、という言い伝えがあるそうです。
ふふふ、面白いですね。これでロリアーノお父さんが私に食べたいものを質問した意味が分かりました。妊娠中は色々と気をつける必要があるけれども、度を超した我慢も良くないよ、といった所でしょうか。

まだほんのり温かいパスティッチョを、頬張る幸せ。しっかりビス(おかわり)しました。
むふふ、勿論私のためではありませーん。

そして、セコンドは、復活祭では定番の子羊肉のグリル。
ナンネッティ家のソムリエ(?)エドアルドお兄ちゃんの持参したChateauneuf du Pape(教皇の新しい城)というフランスの赤ワインと共にいただきました。
このワイン、ふんわり感じるほろ苦さがなんとも上品な、とっても芳香なワインです。エドアルドお気に入りのワインでナンネッティ家では登場頻度の高い一本です。

どうやらイタリアでは、妊娠中、食事のお供に1日一杯の赤ワインは体に良いから飲むように、と進めるお医者さんもいるそうです。
まさか、いくらイタリアだからといってもそんなことは…と思っていたのですが…
自分の主治医に同じことを言われた時はびっくりしました。
ま、色々な状況の妊婦さんがいらっしゃるでしょうから、信用できる主治医さんに意見を伺ってくださいね。

Buona Pasqua! 良い復活祭を!
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by concordanze | 2011-04-25 03:37 | Vita quotidiana 生活 | Comments(2)
Commented by emilia2005 at 2011-04-28 01:51
ルネサンス時代にまで遡る伝統料理があるのですね。
確かにほんのり甘いクッキー生地の下から、マカロニがゴロゴロ出てきたら
ビックリしますよね。私がこちらに来てビックリしたドルチェは
ごはんの入ったトルタでした。あれも食べ慣れるとおいしい~♪
Commented by concordanze at 2011-04-28 02:17
emiliaさん、1400年後半に生まれ、エステ家総宴会長(?)として活躍したメッシスブーゴの出版した本、その名も『響宴』は現在でも多くのお料理を勉強する人がお手本、資料として愛読しているそうですよ。当時のテーブルセッティング、お料理の盛りつけ、コンサート、演劇とお料理を出すタイミング等が詳しくわかって面白いですよ。
私も最初は苦手でした、お米のタルト…どうしても日本のご飯のイメージが浮かんでしまって…。最近はおいしいお米タルトを売っているパスティッチェリーアを発見したことと、友人にとてもおいしいのをプレゼントしてもらったことで、すっかりファンになりました。めでたし、めだたし☆

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