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ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ CD評
レコード会社からCD評が届いたのでご紹介します。

全文はここに記しませんが、なかなか良い批評をいただいたようです。

『ムジカ n.217』2010年6月号 ゼッキーニ出版、64ページよりの抜粋です。

Madrigali per Laura Peperara, Tactus, TC530001
soprani Silvia Frigato, Miho Kamiya, clavicembalo Silvia Rambaldi.

…Ne è nato un itinerario quanto mai affascinante e leggiadro, tale da ricercare in modo efficace il fervido clima culturale del tempo e la stimolante vivacità delle pratiche artistico - musicali di corte. …
…L’esecuzione può essere considerata all’altezza del non facile compito: le due soliste hanno saputo tradurre con incisività ed efficacia quella 《sprezzatura》del canto caldeggiata da Baldassar Castiglione e, successivamente, da Giulio Caccini, termine che potremmo tradurre con naturalezza, spontaneità e scioltezza,accompagnate da una adeguata flessibiltà nel piegarsi alle suggestioni e alla portata espressiva dei versi. Notevole, poi, la resa dei numerosi abbellimenti, insieme a quel《canto diminuito》con cui sono brillantemente delineati i brani di Luzzaschi. …
…il fascino, la bellezza e l’importanza dell’iniziativa, arricchita da un fascicolo comprendente,oltre ai testi cantati, note di presentazione chiare e ben documentate, firmate da Elio Durante e Anna Martellotti, veri specialisti dell’argomento.
Claudio Bolzan

ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ
シルヴィア・フリガート、 神谷美穂(ソプラノ) 
シルヴィア・ランバルディ(クラヴィチェンバロ)

— …このCDのプログラム行程では、とても魅力的に、そして優美に、エステ宮廷の芸術、音楽の実践を説得力持ち、生き生きと、当時の熱い文化環境として再現している。…
…この簡単ではない課題を、二人のソプラノはソリストとして高いレベルで、明快に、効果的に、ジュリオ・カッチーニにその流れを次ぐ、バルダッサール・カスティリォ−ネにより提唱された、歌による《スプレッツァトゥーラ》、 つまり、自発性にとんだ自然さ(さりげなさ)で、やわらかに、柔軟に、詩の表情に即した解釈をすること、に成功している。ルッツァスコ・ルッツァスキの曲に顕著な数々のアッベリメント、《カント・ディミヌイート》のきらびやかな明瞭さも注目に値する。…
…魅力的な、素晴らしい、そして重要なこのCDにみられる企画は、まさにこのテーマのスペシャリストである、エリオ・ドゥランテとアンナ・マルテッロッティによって添えられた歌詞と、明快で、資料に裏付けられた解説により、さらに豊かに彩られている。−

                              クラウディオ・ボルツァン


バルダッサール・カスティリォ−ネ(1478−1529)は、外交官として、マントヴァ、ウルビーノ等で活躍しました。また詩人、作家、音楽学者としても知られています。彼はスペイン、トレドで教皇大使としての赴任中に亡くなりましたが、スペイン王カール5世は彼を「世界でもっとも洗練された紳士の一人」と称し、彼の死を悼んだたそうです。彼のもっとも有名な著書『宮廷人』cortigianoは、優雅な宮廷人としての礼儀法を記した本として、当時かなりのベストセラーとなったようです。スプレッツァトゥーラは“物事を無理なく楽に達成させる態度、努力を感じさせない優美な、自然な風情が基本である”と定義をされています。


実はイギリスのある古楽雑誌にも我々のCD批評が載りました。しかし、それがもう、びっくりするようなネガティブな批評でして…。ネガティブ云々と言う以前に、あまりにもおおざっぱな、表面的な批評でしたし、ここまで言われると、逆に何か心に触れる事でもあったのでしょう、と関係者一同残念に思っておりました。

マドリガーレはなんと言っても詩の解釈がとても重要です。その性質上、上記に訳しました批評は、イタリア語のわかるイタリア人による、またしっかりと書かれた批評ですので、関係者一同、それはうれしく思っています。

いただいた批評は、それぞれ音楽経験の高い方たちが書かれていますので、そのお言葉はポジティブにしろ、ネガティブにしろ、真摯に受けとめ、今後の研究に役立てたいと思っております。

しかし、音楽を聴いて、ああ、これは好きだ、これは嫌いだ、と評価を下すのは、やはり聴衆の皆さんの感性だと思いますので、是非、我々のCDを聞く機会がありましたら、当時の華やかであったエステ家宮廷の音楽を「言葉に耳を傾ける」つもりでお楽しみいただけたらと思います。


          私たちの音楽に耳を傾けてくださった人々へ心から感謝の気持ちを込めて。
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by concordanze | 2010-06-10 18:07 | Resoconti 報告 | Comments(0)

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